top of page
こちらでは、社長ブログおよびプロジェクトノートなど、当社代表による日々の取り組みや考察を発信しています。
掲載している写真およびイラストは、すべて筆者自身による撮影・作成です。
※一部の記事には、商品の紹介リンク(アフィリエイトリンク)を含むことがあります。


パイロットの原則 ― 操縦桿を握るということ
嵐の中で操縦する➖パイロットの原則 飛行機のパイロットは、嵐や乱気流といった予測できない状況に直面しても、ただ受け身で飛行しているわけではありません。 最終的に進む方向を決め、操縦桿を握っているのは常にパイロット自身です。 エフェクチュエーションにおける「パイロットの原則」とは、まさにこの姿勢を示しています。 不確実性に満ちた世界でも、自分がコントロールできる範囲に注力し、環境に振り回されるのではなく、自らが進路を描いていく。 私は上場会社の海外法人で董事長を務めていた時代、計画と管理を徹底するコーゼーション型の組織運営を目の当たりにしました。 その徹底ぶりは学ぶ点も多く、戦略と管理の力を理解する良い経験でした。 しかし独立してソロプレナーとして動き出した今は、状況は全く異なります。 市場環境や取引先の要求は常に変わり続けますが、最終的に操縦桿を握っているのは私自身です。 だからこそ、周囲の偶発的な出会いや協力を引き受けながらも、最後は自分の意思で方向性を定め、実務に反映させることが求められます。 自動操縦を設計する力 操縦桿を握ることは、単なる
牧野 輝彰
11月8日読了時間: 4分


偶然を縫い合わせる ― クレイジーキルトの原則
クレイジーキルトとは何か ジグソーパズルには、あらかじめ完成形の絵があります。どのピースをどこに置くかは決まっており、順番に組み合わせれば必ず完成にたどり着きます。 一方でクレイジーキルトは違います。布切れを思い思いに縫い合わせるため、決まった模様も完成形もありません。形も...
牧野 輝彰
10月2日読了時間: 4分


酸っぱい経験を資源に変える ― レモネードの原則
“When life gives you lemons, make lemonade.” 英語にこういう表現があります。直訳すると「人生があなたにレモンを与えたら、レモネードを作りなさい」という意味です。レモンは酸っぱく、そのままでは飲めません。けれども工夫すれば爽やかな飲...
牧野 輝彰
8月31日読了時間: 6分


次なる一手:天秤にかける勇気、損失の許容と起業戦略の現実解
起業において、最初から全力を尽くすことが美徳とは限りません。むしろ、最初の一歩は「ダメでもともと」「失っても痛くないところから始める」ことが大切だと私は考えます。言い換えれば、ハンドルの「遊び」のような余白を持っておくこと。これは、エフェクチュエーションの基本原則「損失の許...
牧野 輝彰
8月21日読了時間: 5分


やれることから始めて──意味があとから立ち上がるということ
2025年8月8日で、創業から2周年を迎えました。 それに向けて、この数週間は、これまでの活動や仕組みの棚卸し、整理整頓を進めていました。 その過程で、ただ日々の業務を回すのではなく、「この先、どういう方向性で続けていくか」という問いと改めて向き合う時間が生まれました。...
牧野 輝彰
8月17日読了時間: 4分


坂の上のオフィスから 〜日々をつなぐ場所〜
神戸・塩屋。 外国人住宅地として知られるジェームス山の中に、私のオフィスはあります。坂道を上がった先の住宅街にひっそりと構えた小さな空間。看板もなく、いかにも“会社”らしさのない場所ですが、ここが今の私の仕事場です。 朝は鳥の声が聞こえ、午後には港町の陽光が差し込む。自然に...
牧野 輝彰
8月6日読了時間: 2分


坂道の向こうにある風景
神戸の西、塩屋の駅を降りると、そこは海と山が出会う町。漁港の香りと、洋館の名残が同居するこの場所には、どこか不思議な空気が流れている。 ジェームス山へと続く坂道を上るたびに思う。旅先で出会う風景は、その一瞬だけが心に刻まれるけれど、ここに暮らすようになってからというもの、風...
牧野 輝彰
8月6日読了時間: 2分


ジェームス邸と異人の丘
神戸・塩屋の高台に、ジェームス邸という洋館があります。瀟洒なこの建物は、明治期に英国人・アーネスト・W・ジェームスが居を構えたことに由来します。現在は一般公開され、神戸市民や観光客に静かな人気を誇るスポットとなっています。...
牧野 輝彰
8月6日読了時間: 1分


モームが歩いたかもしれない坂道、見たかもしれない海
サマセット・モームの短編『A Friend in Need』は、神戸・塩屋を舞台にした物語だ。登場する外国人クラブは、現在も塩屋カントリークラブとして存在し、私の自宅兼オフィスのすぐ隣にある。 そして物語の終盤で描かれる“浮標”は、実際に塩屋漁港の沖に、今も静かに浮かんでい...
牧野 輝彰
8月5日読了時間: 1分


The Bestしか受け入れないという生き方
ふと目にした言葉が、人生の節目で心に残ることがあります。 ウィリアム・サマセット・モームのこの一節も、その一つでした。 "If you refuse to accept anything but the best, you very often get it."...
牧野 輝彰
8月5日読了時間: 1分
bottom of page
